MMORPGの「黒い砂漠」を初プレイ2週間の感想とレビューをまとめました。
様々な場所での広告につられ、なんとなく始めてみました。
基本的な情報は省き、個人的に気になったことを中心にお話しします。
※黙々とプレイしていたのでプレイ中の画像はありません。
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黒い砂漠初プレイ
推奨スペックと私のプレイ環境
黒い砂漠 推奨スペック
OS | Windows 7、8、8.1、10(64bit) |
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CPU | Intel Core i7(3.0GHz以上) |
メモリ | 16GB |
グラフィックカード | GTX 960 |
私のプレイ環境
OS | Windows 10(64bit) |
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CPU | Intel Core i7 6700k |
メモリ | 16GB |
グラフィックカード | GTX 1060 6GB |
グラフィック
とにかく綺麗です。
このレベルが基本無料でプレイできることに時代の進歩を感じました。
綺麗なグラフィックですが、要求されるPCスペックは高いです。
綺麗に見えて低スペックで快適に遊べるようなゲームではないと思います。
ゲームの特徴
生産システム
生産がメインといっても過言では無いくらいに活発です。
素材を集めるところからスタートし、アイテムを作って売る。
単純ですが、これが出来てゲーム内マネーを稼げるMMORPGはそう多くありません。
アイテム取引
アイテム取引も特徴的だと思いました。
まずユーザ間の直接取引はできません。
すべてアイテム取引所を通じて取引します。
アイテム相場が流通量によって計算され、登録できる金額の上限と下限がシステム的に計算されます。
このシステムには大きなメリットがあります。
それはRMTの排除です。
RMTの手法の1つに「本来安いアイテムを高額で出品し、業者に購入してもらう、(またはその逆)」というものがあります。
「黒い砂漠」はこの手法でのRMTはできません。
アイテム取引所に登録できる金額が固定なことは、デメリットもあります。
- 人気のない高額アイテムの過剰な売れ残り
- 人気があり安いアイテムの供給枯渇
ユーザ自身で自由な値段設定を行えないため、このような状況になっています。
「売れないなら安くしたい」、「売れるなら高くしたい」といったことができません。
装備強化システム
MMORPGユーザなら気になる装備強化システム。
このゲーム装備強化は他のゲームではない、珍しいシステムとなっています。
強化安全圏と耐久値減少
武器は+7、防具は+5まで、強化で失敗することはありません。
それ以降は失敗する可能性がありますが、+17までは失敗しても装備強化値は下がりません。
その代わりその装備の「耐久値」が減ります。
減った耐久値は同名の装備を用意することで、1つあたり10回復します。(最大100)
+18以降への強化失敗で、強化値が戻ってしまいます。
強化確率上昇「潜在力突破確率」
強化に失敗した場合、潜在力突破確率というものが溜まります。
これは、次の強化時に成功する確率を高めるもので、失敗を重ねるごとに増えていきます。(+1、+2…)
強化に成功した場合、0に戻ります。
武器を叩き続ければその分、強化値が上がりやすくなっていきます。
装備の破壊
武器防具は装備強化失敗で破壊されませんが、アクセサリーは少し特殊です。
強化には同名アクセサリーが必要となり、失敗すれば両方ともなくなります。
強化成功確率も低いので、潜在力突破確率をしっかり上げてから挑戦することになります。
装備アイテムは強化をしなければ、基本能力値は装備毎に大きく変わりません。
(この装備強化システムは突き詰めると結構えげつないシステムに思えます。)
レベリング
インスタントダンジョンは存在せず、ゲーム内マップで確認できる適正レベルの狩場へ行き、ひたすらmobを倒すことで経験値を稼ぎます。
レベル56から覚醒武器を使えるようになり(他のゲームで言う転職のようなもの)、キャラクターは格段に強くなります。
初心者用チャンネルのおかげか、レベル50までは高速(約10時間ほど)で、レベル56まではカジュアルプレイでも到達可能です。
しかし、レベル56から急に上がりづらくなりました。
既に多くの方のレビューを拝見し、その中にも「レベリングが単調・作業である」といったことが書かれていました。
なるほど、その通りでした。
戦闘アクションが楽しいので、私は今のところ苦痛は感じていません。
細かいキャラクタークリエイト
かなり細かくキャラクタークリエイトができます。
定型の顔型がいくつか用意されているので「こういう顔を作りたい」というものがあれば、近い顔型を探し、調整していく形になります。
また、職業ごとに性別は固定です。
少し気になるのはヘアスタイルの種類が少なく、形がどれもイマイチなところです。
職業によって使えるヘアスタイルの数に差があります。
体系や手足まで細かく設定できる割には、髪の毛はあまり弄れません。
せっかく良い顔ができてもそれに合う髪型がない可能性があります。
他の方が作ったキャラメイク設定をインポートすることもできます。
ゲーム評価
良いところ
- 綺麗なグラフィック
- 自由自在なキャラクタークリエイト
- ノンターゲティングシステム
- 戦闘の爽快感
- 防具が共有でき、序盤のサブキャラ育成が楽
悪いところ
- アイテムのユーザ間取引ができない
- 強化アイテムの流通量が少なすぎる
現時点で目立った悪いところはこの2点です。
強化アイテムの流通量が少なすぎる点について、もう少し掘り下げると…
- 真Ⅱ、真Ⅲ…と装備強化したくても強化用のアイテムが出回らずに詰んでいる
- 取引所にアイテムが並んでも入札抽選の倍率が高く、強化アイテムの数が集まらない
- 強化済装備を買おうにもこちらも出回らず、人気装備はアイテム取引所での購入競争率が極めて高い
このあたりが、ゲーム進行における「窮屈感」を与えています。
感想
装備強化をしなければ、先のレベリングを行えなくなってしまいました。
LV56からの狩場は急に敵が固くなり、装備強化をしなければまともにプレイできません。
もちろん狩場のレベルを下げればプレイできますが、獲得経験値は雀の涙、レベルアップに必要経験値も多く現実的ではありません。
アイテムの流通量の問題が大きく、今から強くなろうとしても厳しい状況です。
強化済装備の流通は過去に出回った数を見る限り少なく、買えば済む状況ではありません。
無いなら作りたいのですが、そのための強化用アイテムも出回っていません。
自前で入手するには、採取等の生活コンテンツに力を入れなければなりませんが、このコンテンツは放置または単調な作業となります。
とにかく「時間をかける」、これが一番重要です。
人を選ぶゲームであることは間違いありません。