無双シリーズきっての問題作「真・三國無双8」のPC版をプレイしてみました。
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PC版はリリース直後から炎上
PC版の無双8はリリース直後から複数の問題点により炎上していました。
- 日本語テキスト・UIが実装済みにも関わらず、使用不可
- バグが多い
- ボリュームの無さ
日本語テキスト・UIが実装済みにも関わらず、使用不可だった
現在は既に修正済みの案件ですが、PC版リリース当初は「日本語未対応」となっていました。
のちに、「ゲーム内には実装されており正当な方法では使用不可」ということが判明しました。
(レジストリから言語設定を変更することで日本語テキスト・UIでプレイ可能←これは後に不具合とされさらに炎上)
日本人ユーザーから見れば嫌がらせにしか見えず、この件は瞬く間に炎上。
Steam評価は当然の「不評」。
さらにバグが多くコンテンツのボリュームも薄かったため、完全にクソゲー扱い。
不親切な仕様・バグが多い
三國無双シリーズは国外人気があまりなく、国内でも固定ファンが購入するに留まっているのが現状。
そんな中満を持して登場した「オープンワールドの無双」はバグが多く、中身もスカスカ。
プレイアブルキャラのアンロックはキャラによっては非常に面倒で、同じストーリーを何度もやる必要がありました。
また、ゲーム全体が重く、フレームレートがあまり出ないことも問題視されていました。
(CS/PC問わず)
その他細かいバグ・不満は書ききれない程あります。
「真・三國無双8」の新しい試みは良かったものの、結果として明らかな失敗作となってしまいました。
良い所もある
プレイしたユーザのほとんどが低評価を付けるようなゲームですが、良い所もあると思っています。
とは言っても1点のみですが。
グラフィックが綺麗
要求スペックが元々高いため(推奨:GTX1060以上)、多少の重さは仕方がありません。
しかし、見合うだけの綺麗さはあります。
上記SSのロケーションは何も無い乾燥地帯で、夜の様子。
SSでは判断し辛いのですが、空が凄く綺麗。
駆け回る大陸は三国時代の中国を元に作られているため、景色を観るウォークスルーとしての価値はあります。
馬の疾走感も良く、動かしているだけでも地味に楽しめます。
タイトルアップデート
「真・三國無双8」はアップデートが重ねられ、少しずつ改良されてきました。
【アップデート履歴】
アップデートされたとはいえコンテンツボリュームは変わっておらず、相変わらずあまりやることがありません。
しかしフレームレート周りの最適化も行われており、リリース後のケアは思いの外厚い。
今後アップデートがあるのかは不明ですが、「真・三國無双8」を生かすつもりなら何かしらのアップデートが来ると思われます。
おすすめは全くしない
私は一応無双ファンでどんなクソゲーでもプレイするつもりでしたが、さすがに定価(¥8,424)は高いと感じ、ずっと未プレイでした。
たまたまSteamセールで¥6,000台だったのを見て思い切って購入・プレイしてみました。
結論から言えば「全くおすすめしない」ゲームです。
ただ、最初から出来の悪いものと知ってプレイすると、言われていたほどではないと感じました。
グラフィックの良さを抜きにしゲーム性だけを見ると、やはりコンテンツ不足でやることが少なく物足りません。
やることが少ないために寄り道することもなく、ストーリーは1本道に進んでいくだけになっていました。
そのストーリーも、討伐対象まで馬で一直線に向かい、瞬殺して終わり。
難易度を上げることもできますが、ストーリー進行を高難易度でやる意味はなく、キャラのレベル上げ時のみ難易度を上げる形になります。
レベル上げに関して1点述べると、無双8のレベリングは「高レベル山賊を、見つからずに弓で倒す」という、三国志も無双感もまるでない地味な作業となっています。

高レベル山賊を弓で倒しレベリング+金策
オープンワールドではあるものの、その広さを有効活用できておらず、非常に勿体ない作りとなっていました。
今作の評判が悪い分、次回作は無双7のようなものか、オープンワールドに再挑戦するのかが逆に楽しみではあります。